ユーザーガイド 7 ページ
pro.Bose.com
設置および操作ガイド
はじめに
この度は Bose
®
PowerMatch
®
コンフィギュラブルプロフェッショナルパワーアンプをお買い上げいただき、誠にあ
りがとうございます。
PowerMatch
®
パワーアンプは、多様な固定設置の SR システムにおいてコンサートクオリティのサウンドを提供し、クラストップの効率、
音質、信頼性を実現しています。
アンプの設置と設定に役立つ 2 つのマニュアルをご用意しています。本書は、詳細な設置方法とスタンドアロン設定の情報を提供す
るものです。別マニュアル『ControlSpace
®
Designer ™ Software Guide』(pro.Bose.com からダウンロード可能)は、ControlSpace
Designer ソフトウェアを使用して、アンプの全体的な設定、モニタリング、アップデートの方法に関する詳細な情報を提供するものです。
ネットワーク
バージョンのアンプについては、Designer ソフトウェアにより、ネットワークでのセットアップ、制御、モニタリングの機能が
追加されています。
これらのマニュアルに掲載された情報は、専門の施工業者による製品の設置とセットアップの支援を目的としていますが、機器の設計、
製造、または他のバージョンに関する全ての詳細情報が含まれているわけではありません。これらのマニュアルの範囲を超えた支援が必
要な場合は、弊社代理店またはユーザーサポートセンターにお問い合わせください。
製品の特徴
PowerMatch アンプシリーズ•
4 つのアンプモデルには、ほぼ全てのオーディオの設置に関するニーズを満たす複数のチャンネルと出力のオプションが用意されてい
ます。モデルには、チャンネルの出力レベルごとに 4 チャンネルまたは 8 チャンネルのバージョンと 250 ワットまたは 500 ワットのバー
ジョンがあります。さらに、ネットワークバージョ
ンでは、標準のイーサネットネットワークによる制御とモニタリングの機能が追加され
ています。
PowerMatch D 級アンプ•
D 級アンプの効率性とデュアル電流電圧フィードバックループ回路を融合した特許デザインを採用しました。スピーカーに供給される
電流と電圧の両方の継続的なモニタリングと制御が可能です。この組み合わせにより、出力レベルや負荷インピーダンスとは関係なく、
アンプの広範なダイナミックレンジ、周波数特性、歪みの最小化を一貫して実現します。
QuadBridge ™出力設定•
各スピーカー出力端子は、Mono、V-Bridge、I-Share、または Quad として設定が可能で、アンプのバンクで使用可能な出力全体を 1
つ以上の出力チャンネルに割り当てることができます。V-Bridge モードと Quad モードは、ローインピーダンス、70/100V 伝送の両方
に対応します。スピーカー出力の設定は、アンプ
の前面パネルから、あるいは ControlSpace Designer ソフトウェアを使用してアクセ
スできます。
PeakBank ™電源装置•
高速な PFC 処理機能を備えた、逆起電力を再利用する 4 象限電源が高効率を提供、さらに、持続と繰り返しが可能な低周波数特性
を実現します。
内蔵 DSP•
設定可能な固定アーキテクチャの DSP には、複数の EQ ステージ、クロスオーバー、ディレイ、リミッター、マトリックスミキシングの
機能が装備されています。PowerMatch は設置されたサウンド状況に対してほぼ全てのスピーカーに対応しますが、ボーズスピーカー
用のあらかじめ搭載されているスピーカー EQ やリミッターのプリセットにより、セットアップがさらに簡略化され、より高品質のサウン
ドが実現されます。アンプモデル PM8500 および PM4500 は、RoomMatch
®
アレイモジュールスピーカーとサブウーファーで使用す
る場合
に適した出力レベルとアレイ EQ 機能を備えています。
ControlSpace•
®
Designer ™ソフトウェアのセットアップ
全てのモデルには、ボーズ ControlSpace Designer ソフトウェアのプログラミング用に前面パネルの USB 接続が用意されており、ネッ
トワークバージョンには、イーサネットネットワークによるセットアップ、制御、およびモニタリングが追加されています。
前面パネルのユーザーインターフェース•
前面パネルの LCD とユーザーコントロールの組み合わせにより、有用な視覚情報が提供され、基本的なアンプ出力設定と、ステータ
スまたは障害のモニタリングに必要なアンプ設定のサブセットにアクセスできます。便利なパネルロックを設定して、認証されていな
いユーザーによるアクセスを防止することもできます。
ネットワークによる制御およびモニタリング•
ネットワークバージョンは、背面パネルの RJ45
イーサネット接続およびボーズ ControlSpace Designer ソフトウェアによって、一連の
リモートモニタリングや障害レポート機能に対応します。イーサネットによるシリアルを使用した障害レポートおよび制御プロトコルに
より、サードパーティ製の制御およびモニタリングシステムは、単一または複数の PowerMatch アンプとの通信が容易になります。
負荷スイープツール•
ControlSpace Designer ソフトウェアを使用すると、アンプは、システムの診断およびドキュメント化の目的で、ローインピーダンスに
設定された各出力の負荷インピーダンスを測定できます。負荷測定はアンプ内で保存し、今後の比較用の参照曲線として呼び出して、
システムが引き続き予想どおりに動作しているかどうかを判断できます。
デジタル拡張スロット•
オプションのデジタルカードにより、PowerMatch
®
アンプの入力機能が拡張されるため、アンプは、ESPLink 搭載装置や一般的なデ
ジタルオーディオネットワークからデジタル音源を受信できます。
自動スタンバイ / 自動ウェイク•
オーディオ信号が設定されたしきい値を下回ると PowerMatch アンプが自動的に低電力スタンバイモードになり、オーディオ信号が
しきい値を上回るとアンプが起動する省エネ機能です。時刻やオーディオ検出レベルなどの全てのパラメーターは、ControlSpace
®
Designer ™ソフトウェア内で調整できます。
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